今朝のThe Straits Times

Mar 15, 2010
'I was chopped'
WWII survivor's near-beheading tale adds to history of Japanese Occupation
By K.C. Vijayan




Mr Yew and eight others were taken from their dorm at night to be beheaded one by one the next day. He survived. -- ST PHOTO: MUGILAN RAJASEGERAN

IN EARLY 1942, Mr Yew Kian Chang and eight other men in their 20s were roused by a squad of Japanese military police from their dormitory in Bukit Timah.

They were marched, hands tied, to a nearby railway track and made to squat there.

The next day, they were beheaded one by one.

”The Straits TimesのWeb版より転載”


時々ですけど、極めて定期的にこの手の記事がThe Straits Timesで扱われます。Web版は顔の写真ですが、今朝の紙面に載っていた写真は首の後ろに残る傷跡でした。紙面によると、8番目に首をハネられそうになったYeoさんは、7人の首をハネた刀の切れが悪くなったからか、執行人が疲れて力が入らなくなったせいか分かりませんが、一命を取りとめる事が出来たそうです。


過去の歴史において何が起こったのかは、日本の教科書のように都合の宜しくない事をオブラートに包むような事はありませんので、こちらの学校ではキチンと教えられています。ただ若い世代にとっては学校で習った遠い昔の話になりつつあるでしょうから、時々こうして「忘れんじゃないよ」とスポットを当てているわけです。


ここの人達の対日感情が悪いのかと云うと、直接そのような事を感じる事は極めて稀です。60年以上前に日本人によってヒドイ目に遭った当事者の方たちはこのYewさんのように高齢になっています。この手の記事を眼にするたびに、歴史を風化させないゾと云うこの国の意志を感じます。