"ดื้อสวยดุ"


12/11/2009

この映画は劇場公開時には観る機会がありませんでした。前作の"Chocolate"が結構おもしろかったので、立ち寄ったDVD屋さんで購入してみました。うーん、観ていない人には申し訳ないのですがこれはイケテません。制作費と製作期間に相当制限でもあったのだろうかと想像しますが、いくらアクション映画でももう少しシナリオ練ってみてはどうだい? 


個人的には、ジーチャーを跳ねっ返り娘にしてしまったところでキャラ作りが失敗だと思います。前作のいたいけな少女路線の方がアクションとのギャップで観る方にはおもしろいと思います。タイトルの”ドゥー:ดื้อ”は意訳すれば「跳ねっ返り」ぐらいの意味ですし、髪もショートにして"Chocolate"のイメージを変えたかったのかもしれませんね。映画としての興行成績もぱっとしなかったのでしょうかCD版が早々にセブンイレブンに並んでます。そう言えば”オンバク 2"もダメでしたね。


因にタイトルの"ดื้อสวยดุ"は、"ดื้อ:ドゥー"が「頑固な」とか「強情な」ぐらいの意味ですが、行儀の悪い子供なんかもドゥーと言います。"สวย:スゥワイ"はタイノービスのお父さんがカラオケ屋で覚える基本単語ですね。最後の "ดุ:ドゥッ"は「叱る」とか「注意する」ぐらいの動詞の意味と「野蛮な」のような形容詞の意味もあります。私のタイ語力では適当な邦訳が思いつきません。


またこの辺の単語の発音が日本人にとって難しいところかと思うのですが、ดื้ดุも子音は”D”で同じなのですが母音の"U"が違います。前者は口を横に開いた「ウ」で後者は口をつぼめた「ウ」です。それに声調記号が付いている前者は調子も上がります。 


何だか難しそうですが、サービス業に従事している寛容なタイ人の姐さん達なら日本人のマズい発音でも粗方理解してくれますので大丈夫です。でも田舎に行ったりすると自分のタイ語が通じなかったりしてガックリ来る事がありますね。