2009-01-01 大晦日に飲んだワイン 食 雑記 Ch. Cos d'Estournel シャトー・コス・デストゥーネル ■ メドック地区格付け第2級(サン・テステフ) ワイン名は「エストゥネルの小石」という意味で、この畑の所有者であったサン・ステフ村の大地主、エストゥネル家に由来しています。19世紀の初め、アラビア馬の仲買人もしていたガスパール・エストゥネルは、馬の買い付け時にワインをアラビアで売ることを考えました。アラブまでワインを運んだが、結局売れずに持ち帰ってみると、その長旅のあいだに熟成して、ワインが見違えるほど美味しくなったことで、評判を上げました。この「アラブに運んだワイン」というイメージを強調するために、シャトーもアラブ風に作り替えました。ラベルに描かれたエキゾティックな建物が、このガスパールの建てたシャトーでなのです。 ポイヤック村に隣接し、ラフットを望む65haの畑で25,000ケースを産します。醸造面では高い比率で新樽を使用(60〜100%)し、酒質に応じた期間だけ熟成を行います。第2級の名に恥じない見事な品質を保っています。 [ブレンド比率: カベルネ・ソーヴィニヨン60% メルロ38% カベルネ・フラン2%] ボルドーの有名どころのワインですが、少々タンニン強めであまり好みではないかも。