Recollected memory "CanoScan 9000F"


smile ambiguously -retouched-

きっかけは友人の送ってくれた大昔のネガ・スキャン画像でした。


デジタルカメラがこんなに普及する前は誰もがフィルムカメラを使っていたわけで、我が家にもフィルムで撮った写真が少なからずあります。フィルム写真の良いところとは、撮った写真は取り敢えずプリントされるところです。普通の人はネガフィルムを使っていたわけで、あれはプリントしないと何が写っているか分かりません。そのうちの写りの良いもの(10%〜15%ぐらいでしょうか)はアルバムなどに貼ったりして、後々にも鑑賞される機会もあるわけです。


一方でデジカメで撮った写真って余りプリントアウトしないんですよね。データがコンピューターに残っている安心感、何時でも観れるぜ的な安堵感+画面で観ることが出来た満足感など、がその主な理由だと思います。プリントしてアルバムにするのって結構手間がかかって面倒ですものね。


友人の送ってくれた写真は何の変哲もないスナップなのですが、Young&Reckless(若くてアホ)な自分に何とも言えない郷愁を覚えました。これは面白いかも、と早速私もフィルム・スキャンの出来るスキャナを買って来ました。死蔵されていて、ゆるやかに劣化しつつあるネガフィルムをデジタル化するのが主たる目的です。


実は10年ぐらい前に、フィルム専用のスキャナーを使っていた事があります。ポジフィルムで写真を撮っていた事があって、その写真をデジタル化しようと思ったわけです。ところが当時のフィルムスキャナーは使い勝手が余り良くない上に結果も芳しくなかったので使うのを止しました。10年以上前の話です。


フィルム専用のスキャナーは割と高かった記憶があるのですが、今回買ったフラットベッドタイプのCANON CanoScan 9000FはS$319.00とお手ごろ価格の割には最高48bit/9600dpiの読み取り解像度です。


買って来て取り敢えずこの写真をスキャンしてみました。これは17、8年前にベトナムでポジフィルム(Velviaだと思います)で撮ったものです。せっかくだからと最高解像度でスキャンしてみたら、かなり時間がかかる上に1枚あたり300MBぐらいになってしまいました。この辺はもう少し勉強する必要がありそうです。スキャンする時に色々と調整する設定があるのですが、そのままではちょっとキビシイので要レタッチです。


ネガの方は1200dpiぐらいでスキャンすれば割とサクっと読み取ってくれます。どのレベルでデータを残すのかは要検討であります。シンガポールにある分だけでもかなりの量のネガがあります。あれを全部スキャンするとなると........、こりゃスキャン地獄にはまったかも。