Royal Personage


Wat Pra Kraisi
-photo taken by iPhone4

ここ最近葬儀に出席することが多くなりました。


ある程度歳を重ねると周りの人達も同様に年老いて行きますので当然と云えば当然ではあります。また冠婚葬祭の付き合いはコミュニティとのつながりを維持するための租税のようなモノですので、面倒でも出かけて行く必要があります。


今回逝ってしまわれた方とは数年前より共通の知人をを経て知り合い、それほどに濃い付き合いではありませんでした。ただ病床に臥せっている彼女を見舞いに行って、僅か1週間ほどで亡くなられたと聞かされたものですから葬式にも行くことになりました。


どうひいき目に考えても薄幸だったと思われる彼女の人生についてはここで触れるのは止めておきます。ただ幼い頃より彼女を養女として育てたやんごとなきお方が葬儀に参列されていて、挨拶をさせて頂く機会を得ました。


タイの王族の階級制度は大変複雑です。もしかしたらタイ人も詳細までは知らないのではないかと思われます。タンイン(モンチャオイン:หม่อมเจ้าหญิงの敬称)と呼ばれていたこの方は、全てのタイ人が敬愛するラマ5世(Wikiのリンク)の曾孫にあたる人だそうです。この人の弟、チャートリーチャルーム・ユコン(Wikiのリンク)は有名な映画監督で、スリヨータイ(Wikiのリンク)を撮った人です。


ワイをする外国人である私に握手をしてくださった70歳代と思しき彼女は、なるほど品位のあるお顔立ちをされていました。