ラオス・ミャンマー2ヶ国日帰りツアー【後編】


Route to Mae Sai


お汁粉色のメコン川遊覧も終えてゆっくりチェンマイまで帰ろうかとも思ったのですが、どうせここまで来たのですから国境の街メーサイまで行く事にしました。


Garmin nuve360に行き先をMae Saiと入れて発信ゴーです。暫く走りますと道が未舗装になって、先を走るクルマの上げる赤土の砂ボコリで視界不良です。砂ボコリを浴び続けないためには追い越すしかありません。普段、乗り心地が宜しくなくて不満タラタラのToyota Fourtunaなのですが、こう云う状況下になれば無敵です。ソロソロ走る普通乗用車の横を苦もなく追い越して行けます。途中で四駆のコンボイと2度ほどすれ違いましたので、このルート(1290号線)はオフローダーには有名なのかもしれません。



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-photo taken by iPhone4


メーサイの国境までは30kmほどで、国境の手前の通りは送迎のバスやらワンボックスやらがウジャウジャで大渋滞です。クルマを停める場所など到底無さそうに見えましたけど、「こっちだ、こっちだ」と手招きしている兄ちゃんがいます。彼に付いて行きますと、大通りの一本裏の民家の駐車場に案内してくれました。駐車料金は50バーツです。
VISAなしで国境が超えられるかどうか不案内でしたので、駐車場のオバちゃんに尋ねたところニポン人はパスポートを持ってそのまま行けば良いと教えてもらいました。タイ人はIDカードがあれば簡易通行証を発行してもらってそれで出入りが出来るそうです。



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-photo taken by GF1


タイ側のイミグレーションを抜けると橋があります。この川が国境線なのだと思います。Google mapで見たところ、この川は黄金三角地帯の上流に向かって左側の川(中国からのメコン川ではない方)の上流のようです。上の地図にある1290号線の上の白いウネウネした線がその川(多分、国境線)です。


ミャンマー側のイミグレーションではドアの代わりに遮光カーテンが掛かっている怪しさ百点満点の部屋に手招きされました。パスポートを出すといきなり「ハーロイ・バーツ(500バーツ)」とだけ云います。机の上ではオフィサー3人がUSドルの札束を数えているところでした。何のためのお金ですか?とタイ語で尋ねたところ、入国手数料だと英語で説明してくれました。机の上のUSドルはその日一日の入国手数料だったのだと思います。私も全く知りませんでしたけど、ミャンマーとタイでは30分の時差があるようです。ミャンマー側のイミグレーションは5時半に閉まるそうです。タイ側は確か6時半だったような気がします。



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-photo taken by GF1


ミャンマー側に入って直ぐ右側にマーケットがあります。バンコクのチャイナ・タウンにある市場のような東南亜細亜デフォルトな市場です。タイのものと違うところは、首からカゴをぶら下げてタバコを売っている兄ちゃんがたくさんいて、五月蝿いところです。



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-何か揚げ物をその場で揚げてる兄ちゃん。一つもらって食べましたけど何なのかは分からずじまい。


小一時間ほど市場を散策して、ちょうど時間も良い加減でしたのでタイ側へ戻ることにしました。特に買うものもありませんしね。



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-photo taken by GF1


タバコ売りの兄ちゃんは例外なく水色の錠剤も売っています。タバコは要らないと云いますと、コレを見せて小声で「バイアグラバイアグラ」と囁きます。オマエが恥ずかしがることはないやろ、と思うのですが...。


因みにまず間違いなく中国製のニセモノかと思いますので、ご入用の方もココでは買わない方が宜しいかと。