Flying Nightmare


-画像はSingapore Flyerのオフィシャルサイトより拝借。図らずも生涯の想い出となってしまった173人の方はお気の毒な事でした。


シンガポール・フライヤーは然したる観光資源も持ち合わせないシンガポールがお金にものを言わせて作った世界最大(今のところ)の観覧車です。故黒川紀章氏のデザインで2億4千万シンガポールドルもかけてマリーナ・ベイ・エリアの目玉として作られたものです。


今朝のThe Straits Timesの記事によりますと、昨日の午後4時50分頃突然止まってしまい、その時乗っていた173人ほどは約6時間ほど缶詰になったそうです。ロープを使ったスリリングな脱出を試みた人もいたようですが、下の方のゴンドラにいた人達だけです。なにしろ地上165mの高さがありますので上の方にいた人達は午後11時過ぎに故障が直るまでシンガポールの夜景を存分に楽しむ事になったようです。


-画像はThe Straits Timesより拝借


実は日本から両親が遊びに来ており、昨日はコレに乗るためにボートキーでチケットを買ってシンガポール・フライヤーまで行く船を待っているところでした。ところが船に乗る段になって、係員から「どうも故障したみたいだから今日の営業は終了だ」と言われて帰って来たそうです。もう一時間ほど早く行って乗れてしまっていたら面倒なことになっていました。


このシンガポール・フライヤーを作ったのと管理を請け負っているのは、Mitsubishi Heavy Electric(三菱重工の事でしょうかね)だそうです。私も知りませんでしたが、今年2月の操業開始から3回ほどそれぞれ別の原因で止まっていたそうです。シンガポール警察は、原因究明をして100%安全が保証されるまで操業まかり成らんとオーダーしたそうです。あ〜ぁ、何やってんでしょうね。ワタシ的にはミツビシってところがイマイチ信用ならんような気がするんですけど。あっ、あれはクルマの方でしたっけ。