今日の一枚 -PRETTY at Motor Show 2012 その2

もともとモーターショーへは行く予定はありませんでした。

ですので今回たまたまカバンに入れていたカメラはFinePix X100です。GRD3よりは良かったのですけど、35ｍｍ単焦点のX100はどちらかと云えばスナップ用途のカメラです。PRETTY(カワイコちゃん)のポートレートを撮るにはやや不向きです。

通常、ポートレートを撮る場合は80mm程度の中望遠を使う人が多いと思います。実際のところ会場にいたカメラ小僧ならぬカメラ親父の殆どは一眼に望遠ズームを付けていました。(カメラは高価なオモチャですので小僧には買えません。大人気ない一眼レフのシステムを携えていたのは全て親父でした)

ところがこちらは35mmです。望遠のカメラ親父とは被写体との距離が違います。広角レンズで人物を撮ってみれば分かるのですが、ポートレートらしい構図にしようと思ったらかなり被写体に近寄らなければなりません。カメラ親父たちのシャッターが途切れた瞬間に被写体にガブリ寄って撮らなくてはならないわけです。

当然ながらカメラ親父たちのジャマになってしまうのですが、こちらもシャイな少年ではありませんので図々しく割り込んで数枚シャッターを切ります。人物を撮るならGXR+50mmの組み合わせが持っているシステムのなかでは最良(5DIIは大人気ないので除きます)なのだと思うのですが、ないものは仕方がありません。カメラ親父たちに舌打ちされながらもガブッと寄って撮って来た次第です。