Gibson ES-175D 1958
私は1959年生まれなのですがこのES-175は1958年生まれで1年先輩です。
ギターを含む全てのガジェットは道具だと思っていますのでことさらビンテージギターに興味があったわけではありません。でも何年か前に行きつけのギターショップの店頭に飾ってあったコイツを見たときは一目惚れでした。基本はブルース・ギタリストなのでJazz的なのは弾けません。(”枯葉”ぐらいは練習して弾けるようになりましたけど) でも老後の楽しみにJim Hallを目指すのも良いのではないかと思って買ってしまいました。
ビンテージ・ギターと云うのは初めて手にしましたけど、なるほど製造後に半世紀を経たギターと云うのは新品のギターとは違う何とも云えない味わいのある音がします。
このGibsonのES-175と云うモデルは1949年から製造されていて、基本的なデザインは殆ど変わっていません。50年以上も同じデザイン、基本的に同じ性能で作り続けられる製品と云うのもスゴいなぁと思います。
ただ、フレットはすり減っていて演奏に支障がありましたので打ち直しました。ビンテージとしての価値は下がったかもしれませんが飾っておくものでもありませんし、ちゃんと音が出せてなんぼだと思いましたのでシンガポールで一番腕が良いと云われる人にリフレットしてもらいました。ネックのコンディションは良好ですのでキチンと音が出るようになりました。
でも最近は指の関節の調子が悪くてギターを弾く機会が余りないのが残念です。