Red Movement


Red protester at Siam Square

日曜日にちょっと調達したいものがあってMBKへお買い物に出かけました。


ちょうどUDDの皆さんに占拠されているエリアからギリギリ外れているMBKは通常通り営業してました。ただ日曜日にしては人出は少な目で、買い物をする分には都合が良かったです。


上の写真はMBKの交差点の竹槍&古タイヤのバリケードに展示されていた写真です。左端に「人殺し」と書いてありますので、政府のデモ鎮圧がいかに酷くてひどい目に遭っているんだと主張しているのだと思います。ま、自分たちの事を棚の奥に仕舞ってしまうのはコチラの方達の習性なので気にしないようにしましょう。



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タイラックタイのステッカーが貼られたトラックの前のタイヤバリケードには「写真撮るな」って書かれています。タイ語だからガイジンには読めない訳ですが、私が写真を撮っていたら入り口にいた兄ちゃんにIDを見せろと言われました。何のIDだ?と聞き返したら、ガイジンか?と聞かれたので、そうだと答えると、じゃ良いと言われました。当局に面が割れるとマズい参加者もいるでしょうから、その為かと思われます。


ラチャプラソンの交差点まで歩いて行って本陣辺りを見物しようと思ったのですが、あまりにも暑いので途中から引き返しました。戻る途中のサイアムスクエアには開いているお店も結構あって、ごく普通に営業をしていてお客さんもいるところが妙にシュールでした。


キ色い皆さんがスワナプーム空港を占拠なさったのは2008年11月の事で、この時も見物に行って食事までゴチになったのですが、この時と比べますと雰囲気の尖りようがまるで違っていました。キ色の皆さんはほぼアゴアシ付きで組織的に動員されていたと思われ、物見遊山ムード満点でしたし、提供されている食事や飲み物の質も高かったように思います。今回UDDのまかないはご相伴に預かっていないのですが、パッと見た感じではイケてない様子でした。


動員されているメンバーは種々雑多な構成で統制もあまり取れていないようなのですが、一部のラディカルなのや武闘派ではない参加者はガソリン代の支給はあるものの自分達のクルマを使ってやって来ているやに聞きました。ムーバーンで交代で人出しをしているようです。と云うことはマヂでUDDの行動に賛同して参加している(人もいる)のだと思います。


その原動力となっているのは、不公平感であるのは云うまでもありません。キ色の皆さんは絶大なるバックアップのもと、空港を占拠しちゃってもお咎めなし、それなのに一応は民主的な選挙で選ばれた四角い顔の人が国外に追い出されるなんてオカシイ!!と云うわけです。


ムリ筋を通し続けて来たこの国のやり方が変わる転換点にあるのかもしれないと、少しだけ思いました。