One charger for all phones
土曜日の朝に遅めの朝食を'Coffee Beans'で食べながらThe Straits Timesを読んでいたら面白い記事が出ていました。以下にサクっと訳してみました。
One charger for all phones
Switch to universal charger is on track and will cut down energy
consumption, e-waste
夢の'one-size-fits-all' な携帯電話充電器はもはや単なるあったら良いのにねなアイディアではなくなりました。The InternationalTelecommunication Union(ITU:国連の技術審議会)は汎用充電器システム(universal charger system:製造メーカーを問わず充電出来る充電システム)を承認しました。
この動きは、現在生産されて出荷されていて、なおかつ新しいモデルが出る度に継続的に廃棄されている充電器の数を削減します。何故なら新しいモデルは未だその充電器を使う事が出来るからです、とはITUのスポークスマンの弁です。
現在は新しい携帯電話にはそれぞれ充電器が同梱されてきます。ですから、特に携帯電話を1年周期ぐらいで買い換えているシンガポールのような国の消費者は、引き出しの中に使用しないホコリを溜めるだけの充電器を持つ事になるのです。
各メーカーはそれぞれの充電器のデザインを持っていて、なおかつモデル毎に違っていたりするのが現状です。これらの電器ゴミは全世界のゴミの5%を占めるまでになっていま
す。そしてそのうちの携帯電話とコンピューターはその中でも大きな比率を占めます。何故ならこれらは定期的に買い替えられるからです。とはグリーンピースのスポークスマンの弁です。年間で3千万トンから5千万トンのこれらe-wasteが世界中で捨てられています。この新しいUniversal Charging Solution(UCS)はこれまでのバラバラな規格の充電機に対して3倍のエネルギー節約効果があります。ユニバーサル充電器に切り替える事によって利用可能なエネルギーを半減させるとともに、年間で5万1千トンの不必要な充電器を削減する事が出来る、とGSM Associationは予測しています。
GSMアソシエーションによって2月に提言されたこの動きは、NokiaやSamsung、Sony EricssonなどのメーカーやNTT DoCoMoやAT&T、それにVodafoneなどのキャリアにも支持されています。
ユニバーサル・チャージャーを使う携帯電話は来年から姿を現し始めて、2012年までに主要な充電器の仕様となる事を事を期待されています。このチャージャーは、新しいデジタルカメラやミュージック・プレーヤーが備えているMicro USBポートを備えています。 [後略]
と云う事のようです。我家にも使わなくなった充電器、何に使っていたか分からなくなったACアダプターなどが引き出しから溢れています。これがスタンダードになってくれれば少しは引き出しの中がスッキリするかも。