Sony Ericsson HBH-IS800


iPhoneのOS3.0がA2DPに対応してくれたおかげで、またこんなものを買ってしまいました。どうもスピーカーとかイヤフォン関係になると直情的な購買行動を起こしてしまいます。4,000バーツにまけてくれたMBKのおばちゃん、ありがとう。


最近のA2DPのデータ転送精度が良くなったのか、良い意味で予想外の音質でした。もちろん手持ちの有線のイヤフォンには敵いませんが、"Bluetooth"でここまで良い音なんだと思わせる品質です。このモデルに反応してしまった最大の理由は、(イヤー・ピースと)”ヒモだけ”なGストリング・デザインです。BTの受信ユニットが別だったこれまでのモデルと違い、これは軽快な装着感です。


右側のイヤー・ピースのフタ部分を開けると充電端子が出て来ます。簡単に開き過ぎるフタの構造は心許ないですが、よほど手荒な事をしなければ大丈夫でしょう。取説にはフル充電に2.5時間と記載されていました。さすがにこのサイズですから電池の保ちは期待出来ないと思いますが、昨日のイミグレーション2回戦の往復+約2時間の待ち時間と今日のBKK/SINのフライト約1時間は使えていましたから、3〜4時間は大丈夫なのだと思います。


それとiPhone側でイヤフォン出力しないせいでしょうか、iPhone自体の電池の保ちが良くなったような気がします。OS3.0になって消費電力量が改善されているのかもしれませんが、体感的には電池の保ちが良くなっているような気がします。


iPhoneと使う場合に、割と本質的な部分で欠点があります。音量の調整が出来ません....。これはA2DPの規格なのかもしれませんが、Pure Fi-Mobileの場合でもスピーカー側での音量調整は出来ますが、iPhone側では音量調整が出来なくなります。音量調整の機構を本体に持っていないHBH-IS800の場合はどちら側でも音量調整は出来ない事になります。これがSony Ericssonの携帯電話なんかだと電話側で出来るのだと思います。


ただ幸いにして、ちょうど良い案配の音量で出力されますので実用上は問題ない?と思います。特にメインの使用目的がエクササイズ時の利用なので細かい音量調整は必要ないワタクシ的には許容出来る欠点です。

  • 追記:N97と使用する場合は電話側で音量調整が利きます。ただトーン・カーブが良くなくて、30〜40%からいきなり0%(ミュート)になってしまいます。まぁ許容範囲内ではありますけど。