豚フル隔離...。俺かよ!!


あー、ヘタ打っちゃいました。先週からノドが痛くて体調がよろしくなかったのですが、熱はないと思っていました。明日からBKK出張なものですから抗生物質でももらおうと6時半迄やってる日本人向けのクリニックへ行きました。そうしたら熱が38.3度もあって即隔離される事に(T_T) そんなに熱がある感じではなかったのですけど....。


豚フル対策マニュアルみたいなものがあるみたいで、感冒様症状があって、危険地域からの帰国者は隔離病院へ送られる事になっているようです。搬送先はTan Tock Sengと云う病院です。何でこの病院が隔離病院なのかと云うと、隣りにCDC(Communicable Disease Center:伝染病センター)があるからみたいです。SARSの時もココでした。


早速看護婦が豚フル対策マニュアルに沿って、マスク(N95)にゴム手袋にシャワー・キャプみたいなの、靴カバー、それに割烹前掛け様のものを持って来てそれを付けろと云います。



-あんまりスゴい格好だったので記念にと看護婦に写真を撮ってもらいました

マニュアルでは救急車で搬送だそうです。そして救急車は3時間待ち!! えぇ〜、冗談じゃないですよ、行った先でも待たされる事は間違いないですし。自分でクルマを運転して行くと云っても、ダメですの一点張りです。「行かせろ」「ダメです」と埒が明かないものですから、勝手に出て来ました。このスゴい格好で....。


Tan Tock Sengの隣りにあるCDCでは駐車場にテントが張ってあって、救急車で運ばれて来る感染しているかもしれない人達を受け付けていました。私は6時過ぎに着いて検温と血圧測定されました。そこではざっと50人ぐらいが待っていたと思います。


そこで1時間半ぐらい待たされて、ようやく建物の中へ移動です。そこで何故か解熱剤を飲めと云われました。2時間ぐらい経過した頃にまた検温と血圧測定です。ほぼ3時間ほど経過した頃にレントゲンを撮られました。こんな事態だから仕方がないのでしょうけど何の説明もありません。何しろシンガポール中からH1N1感染の疑いがある人を運んで来るわけですから、もう”獅子てんやわんや”ななわけです。




-建物の中の待合室。ここもオープンエアです。一応椅子は2m以上の間隔で置かれています。





-私が飲んだエビアンのボトルは”BIOHAZARD WASTE”なわけです。

結局10時近くになって、ドクターが来て薬を出すからそれを持って家に帰れと云います。インフルエンザの検査をしなくても良いのか?と聞くと、お前の場合はしなくて良いと云います。でもMC (Medical Leave:医療休暇)の書類を書いておいたから7日間は自宅で待機してなさいと云います。結局、あまりにもたくさんの人が来てしまうので全ての人のウイルス検査は出来ない(しない?)みたいです。その代わりに症状は軽いのだけれど感染しているかもしれない人については、自宅に7日間隔離しておくと云う措置にするようです。


説明してくれたドクターに、それはオーダー(命令)なのかと聞いたらそうじゃないとの事でした。そこまでは厳しくはしていないようですので翌日からのBKK出張には予定通り行く事にしました。